1. HOME
  2. 入院のご案内
  3. 安全な入院生活を送る為に

安全な入院生活を送るために

入院されました患者様には、一日も早いご回復をと職員一同努力をしております。しかし、病院は療養を目的とした施設であるため、入院生活はご家庭での生活と異なり、思いがけない危険をもたらす場合があります。

 
安全な入院生活を送るために、入院中の危険と注意点をいくつかご紹介します。
 

 

持続的な点滴

一度に多量の点滴を行うことは体に負担となります。時間をかけて行うことにより、効果的に薬剤が体に取り入れられます。しかし、長時間体に点滴がつながれることにより、寝返りやトイレへの移動に際して、チューブが体に絡まる、引っかかる等して抜けてしまう、点滴台につまづく、思わず針を抜いてしまうなどの危険が考えられます。

tenteki_imgae.jpg

 

ベットでの入院

ご家庭でもベッドを使用した生活をされていても、病院ではベッドの高さや床の固さなどにより、ご家庭でベッドから転落されるよりも大きなケガとなりやすくなります。ケガはありませんでしたが、ベッドから手を伸ばしてカーテンを閉めようとしたら誤って落ちてしまったケースもありました。柵は寝起きに問題無い場所で構いませんが、出来るだけ左右へ付けておいてください。
 
なお、ベッドが高すぎて立ち座りがしにくい場合などには看護師にお伝えください。
bed_imgae.jpg

 

病院や廊下などでの転倒

年齢に関わらず病気や怪我などにより身体機能が低下している場合、日常よりもつまづいたり、転びやすくなります。また、多くの患者さんが一緒に生活する場所であるため、トイレ等で床が濡れていて滑るなどの危険もあります。

 

 

tentou_imgae.jpg

 

環境の変化によるストレス

入院生活に伴う環境の変化は、身体機能が低下している場合、精神的なストレスとなる場合があります。ご自身の病室が分からなくなる、職員にご連絡無く病院の外に出てしまい事故に遭うなどの危険があります。

henka_imgae.jpg

 

小さなケガ

生活環境の変化により、ベッド周囲の物にぶつかってしまう、ベッド柵に挟まってしまうなど、ケガをしやすくなります。小さなケガも体力が弱っているときには化膿しやすくなります。ご病気や飲んでいる薬の種類によっては、傷が治りにくい、血が止まりにくくなるなどの危険もあります。直ぐに看護師にお知らせください。
 
なお、床に置いた持ち物につまづいて転んだり、ケガをされることもあります。
持ち物は最小限とするようにお願いいたします。
kega_imgae.jpg
 

お食事の変化

病院食は出来るだけ、患者様のお口に合うように工夫しておりますが、おなじみの献立でも、ご家庭と大きさなどが違うと飲み込み損ねたりする危険があります。食物に関するアレルギーや飲み込みに不安があるなど、お食事に関するご希望があれば看護師にお教えください。

food_imgae.jpg

 

お薬について

お薬を薬剤シートごと飲んでしまうと、喉や食道などを傷つけてしまう危険性があります。誤って飲んでしまった場合には、直ちに看護師にお教えください。また、お薬をうっかり飲み忘れてしまった等の場合にも看護師にお教えください。

medicine_imgae.jpg

 

感染について

私たちの体には様々な病原体が付いています。健康な時には問題にならなくても、病気になったり体力が低下した時には感染を引き起こす原因となることがあります。
 
感染予防の基本はまず手洗いです。特に多くの人が行きかう病院という環境の中では重要となります。お食事の前などには流水と石鹸でよく手を洗いましょう。また、病室へ出入りの際は、手の消毒をしましょう。

kansen_imgae.jpg

 

 

 

anzentaisaku_imgae.jpg

 

 

なお、不明な点やご質問のある場合は、スタッフまでお申し出ください。